第31回つむぐびと定例会のご案内

6月の定例会は、介護者が社会参加し続けるための必要な対処を考えます。

介護の大変さを直接に経験しているのは、介護している人(介護者)と介護されている人(要介護者)です。しかし実は、介護の問題は、介護者・要介護者だけのものではありません。

現に介護をしている人の負担を減らす工夫はもちろん必要ですし、介護者自身が支援を必要としている存在だという認識はまだまだ広がってはいません。加えて、家族が介護するのがあたり前だと考えず、介護者(特に家族)が介護役割を抱え込まないで済むようにすることも重要です。特に介護をすることで介護者の社会参加が阻害されないようにすることは、地域にとっても社会にとっても重要なことのはずです。

介護事業所や関係役所をはじめ、介護者の職場や地域など、介護者・要介護者をとりまくさまざまな立場の人をどのようにつなぎ、巻き込んでいったらいいのか。関係する職場・地域・介護事業所へ、何をどのように伝えればいいのか。被介護者によってもたらされる自身の困りを、可視化(言語化)したうえで整理し、具体的なアセスメントツール的なものを題材に、介護問題を解決するために必要な環境調整の入り口を一緒にさぐっていきます。

介護に限らず、職場や地域コミュニティ、病気や障害の当事者や家族の会など、仕事(社会参加を含めた)との両立支援などに関わっている方、関心のある方は是非ご参加ください。

日時:6月17日(土)午後2時~3時半
テーマ:「介護者の社会参加のために~介護者の困りや不安・心配を整理する、可視化するツールを題材に~」
話題提供者:和氣美枝さん (一社)介護離職防止対策促進機構 代表理事

場所:東京在宅サービス3階研修室
 丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩3分
 東京都新宿区新宿1-5-4 YKBマイクガーデン
  http://www.office-navi.jp/office/02012925/1/
 TEL: 03-3354-0341 
  東京在宅サービスURL:http://www.t-zaitaku.e-doctor.info/about.html

※当日場所がわからない場合は榎本携帯(080-4959-6552)にご連絡くださいませ。