3年間で構築したプログラムをベースに、2020年より新たな3年プロジェクトとして、多くの当事者が受講できる環境整備のために新たにICTを活用したプログラムの再整備と配信システムとを構築することを目的に「発達障害等のある人のための<eラーニング>キャリアアップ講座」がスタートしました。
eラーニングは体調の変化や移動、多人数での会話などが苦手な方にとってメリットがあるものの、集中しずらい、双方向になりずらい、グループワークが実施できない、等のデメリットがあるため、参加者に適した講義スタイル、ITツールを活用したe-グループワークの可能性、など有効な方法を検討しながら3年間で仕組みを構築していく予定です。

2年目の目指すもの~主体的・対話的な深い学びの場づくり~

昨年度(2020年)は、様々な実験的な試みを行う「試行錯誤の年」であり、オンラインでのワークショップのかたちや、プロジェクトの既受講者によるワーキングチームを組織し、TA(ティーチングアシスタント)として講座のサポートの在り方を考えてきました。
今年度は、ワーキングチームの役割を TAとして、講座のアシストをするだけにとどまらず、 自身の得意分野や(勉強中で)関心のあるテーマに関する自主企画や ITスキルを活かしたオンライン運営のサポート、 メンバーのニーズにそった講座開発など、プロジェクトへのより主体的な参加の機会を提供していきます。
また、講座についてもグループワークの比重を高め、アウトプットや対話を重視し、より深い学びにつながる場づくりを実践していきます。

<ワーキングチームでの関わりの例>
 TA(ティーチングアシスタント)として、講座のグループワークアシストをする
 自身の得意分野や(勉強中で)関心のあるテーマに関する自主企画を行う、又はお手伝いをする
 ITスキルを活かしてオンライン運営の仕組みづくりに協力する
 メンバーのニーズにそった講座開発を行う、又はお手伝いをする