第32回つむぐびと定例会のご案内

次回7月の定例会は、前々回に続きワークショップ形式で、「自分を知ること」と「他者の異なる考え方や価値観を認め合うこと」によってコミュニケーションを円滑にしていくプログラムの一部を実際に体験しながら、多様性を認めあう社会(職場)の実現に向けての可能性や活用方法についてみなさんと話し合う時間にしたいと思います。

障害や病気、介護など、なんらかの困りごとを抱えながら社会参加していくには、社会システムや公的制度の改革はもちろん、社会生活・日常生活のなかで関係しあう人々の理解を得ることが不可欠です。そして、たとえば職場で上司や同僚からの理解を深めていくためには、まず自己の特性を知り、それを周囲に説明することを通じて“相互理解”していくステップが必要となります。

一般的に“相互理解”は、チームや組織で物事に取り組むなかで深まっていきますが、困りを抱えている当事者のなかには人間関係の調整そのものを苦手とする人も少なくありません。そのため、異なる考え方や価値観を認め合いながら職場での円滑なコミュニケーションを構築することが難しい場面に遭遇することもあるでしょう。

そこでは、受け身・待ちの姿勢ではなく、“相手を変えるにはまず自分から変わること”を実践していくこと、そのためにまず自分の特性や置かれた状況、困りごとの正体、周りの人々の態度・姿勢などを自分がどのような視点でとらえているのか、自分自身が知ることから始めることが必要になるのではないでしょうか。

今回は、障害児者のきょうだいサポート活動をしている持田恭子さん(ケアラーアクションネットワーク代表)が、多様な個性を認め合う社会の実現にむけて思考錯誤する中で出会ったワークショップをご紹介いただきます。「自分を知ること」(自己理解)と「他者の異なる考え方や価値観を認め合うこと」(他者理解)によってコミュニケーションを円滑にしていくプログラムの一部を実際に体験しながら、多様性を認めあう社会(職場)の実現に向けての可能性や活用方法についてみなさんと話し合う時間にしたいと思います。

日時:7月14日(金)午後7時~8時半
テーマ:「多様性を認めあう社会(職場)の実現に向けて~自己理解と他者理解によってコミュニケーションを円滑にしていくプログラムを体験して~」
話題提供者:ケアラーアクションネットワーク 代表 持田 恭子さん

場所:東京在宅サービス3階研修室
丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩3分
東京都新宿区新宿1-5-4 YKBマイクガーデン
http://www.office-navi.jp/office/02012925/1/
TEL: 03-3354-0341
東京在宅サービスURL:http://www.t-zaitaku.e-doctor.info/about.html

※当日場所がわからない場合は榎本携帯(080-4959-6552)にご連絡ください